生活の党・三宅雪子さんを、もう一度、国会へ!


命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、始末に困るものなり。この始末に困る人ならでは、艱難を共にして国家の大業は成し得られぬなり。
この西郷隆盛の遺訓は、山岡鉄舟を評して語ったものなのだそうです。


生活の党代表・小沢一郎氏が、この遺訓を雑誌のインタビューで引用するまで、私は知りませんでした。
小沢氏は、マスメディアの偏向報道によって、あまりにも世間で自分が誤解されているので、「本当の自分は『カネの亡者』『権力の亡者』ではない。分かってほしい」との思いを、婉曲な表現で述べたのではないでしょうか。
あるいは、自分と共に民主党を離党した同志たちも、自分と同様に誤解されがちなので、擁護したかったのかもしれません。「巨額の政党交付金を得ている民主党を去り、ほとんど政党交付金をあてにできない生活の党または生活の党の前身である旧日本未来の党で選挙に臨んでいる事実が証明しているが、決してカネ目当てではないのだ」と。
http://togetter.com/li/441741
http://togetter.com/li/429673


私自身、恐らく小沢氏が民主党代表に就任するまでは、マスメディアの影響で小沢氏を色眼鏡で見る部分があったことは否定できません。
しかし、小沢氏の秘書たちが逮捕され、小沢氏が民主党代表を辞任するあたりから、インターネットなどの情報で、検察の捜査およびマスメディアの報道に強く疑問を感じるようになりました。
http://d.hatena.ne.jp/psw_yokohama/archive?word=%be%ae%c2%f4%b0%ec%cf%ba


4年前の政権交代は、小沢氏および鳩山由紀夫氏を中心とする民主党が、自民党とは明らかに異なる政策を掲げて勝ち取ったものでした。
ところが、民主党内の「隠れ自民党員」たちによって、「自民党がやりたかったことを民主党政権が推し進める」という、有権者への裏切りとしか言いようがない事態になってしまいました。
昨年の衆議院解散、総選挙によって、自民党は、惨敗した4年前よりも更に少ない得票数であったにもかかわらず、政権に復帰してしまいました。


生活の党は、民主党が捨て去った政策を守ろうとして離党した方々が結成した政党です。
現在の与党が軽視する「国民の生活が第一」の理念に基づいて政策を打ち出しているのが、生活の党です。
だからこそ、自民党に対抗可能な新しい勢力の核となるべき存在であり、国民の代表として、国会で最も必要な方々だと私は考えています。
http://www.seikatsu1.jp/political_policy


その生活の党参議院選挙での候補者の中でも、私は、前衆議院議員・三宅雪子さんに関心を持ち、昨年の総選挙で支援しました。
ツイッターおよびブログの内容からは、「政治がやるべきこと、やるべきではないこと」を的確に認識されていること、特に社会保障および福祉に関して見識をお持ちであることが分かります。
数回お会いしましたが、偽りのない、人を引き付ける、信頼できるパーソナリティーであるといつも感じています。
http://d.hatena.ne.jp/psw_yokohama/archive?word=%BB%B0%C2%F0%C0%E3%BB%D2


三宅さんは、高給の民放社員の座をなげうって、国会で働くことを選択されました。ほとんど(全く?)企業献金など得られない状況では、実質的な収入が減ったことは間違いないでしょう。
昨年落選したことで、資金面で一層厳しい状況になったことは、言うまでもありません。
その上に、国会議員だった時期も、落選されてからも、命を削って働くような日々を過ごされているようです。
冒頭で引用した西郷隆盛の遺訓は、まさに三宅さんにあてはまるものではないかとも思えます。


今回、三宅さんは、比例代表で立候補されています。参議院選挙は衆議院選挙とは異なり、比例代表の投票用紙に政党名だけではなく候補者の個人名も記入することができます。
昨年の総選挙では、全国から三宅さんへの支援があったようですが、今回の参議院選挙では、全国から三宅さんに投票することもできるのです。


もちろん、私は三宅さんに投票します。
このブログなどを通じて、三宅さんへの支持が全国に拡がることを願っています。