メディアリテラシーと人間理解


これまでにインターネットで発見したことのひとつが、メディアリテラシー欠如の人の多さです。毎日のように「困ったさん」の存在を目にします。
「何とかならないかなあ」と思って関わっても、「どうにもならない」という結果ばかりです。
もしかしたら過半数メディアリテラシー欠如かもしれない、とさえ思います。メディアリテラシー教育のない現状では、当然かもしれませんが。
メディアリテラシーが足りない人ほど、他者に対して「上から目線」で、自分の決め付け、思い込み、無知を自覚していません。私の座右の銘である「無知の知」など、もちろん知らないのでしょう。そのような問題が顕著なのが、カルト信者です。


オウム真理教および統一教会の信者は、恐らく「いい人」ばかりなのでしょう。その「いい人」が殺人を犯したり、霊感商法で他者の財産を奪うことに、カルトの恐ろしさがあります。
人柄が良くても、メディアリテラシー欠如を自覚できない人々の危険性。「脱会」しても心理的に成長できない人もいます。


インターネットのツイッターまたはブログなどの文字情報だけでは、相手の人柄までは分かりません。メディアリテラシーなどの知的水準および関心のある分野については、ある程度分かります。しかし、人柄については、「ほんの一部」すら分からないかもしれません。


やや日刊カルト新聞主筆藤倉善郎とは面識はありませんが、ツイッターで、あまりにも無責任かつ非礼なツイートがあったので、「信頼できない人物」と判断するしかありませんでした。しかし、彼の人格の全体像を理解したとは考えていません。
http://d.hatena.ne.jp/psw_yokohama/archive?word=%C6%A3%C1%D2%C1%B1%CF%BA
http://togetter.com/li/254441


ジャーナリスト・日垣隆氏とは実際にお会いしたことがありますが、紳士的かつ常識的な言動ばかりで、悪い印象は全くありませんでした。しかし、ツイッターでの日垣氏は、激しい攻撃性をむき出しにしています。優しさを感じさせる言葉もありますが。
私は戸惑いましたが、インターネットでは自分の心の醜い部分も率直に表現されているのだろうと思っています。
参議院議員・有田芳生さんが度々指摘されていますが、人間とは、そのような多面的な存在です。
「100%の正義」も「100%の悪」もありません。


実際に相手と会ったとしても、その人柄が分かるとは限りません。ましてや、文字情報だけでは分かるはずがないのです。それなのに、文字情報だけで「相手を理解した」と思い込んでいる人もいます。メディアリテラシー欠如と言わざるをえません。
面識もないのに、文字情報だけで相手の人柄が分かるとは、まるで超能力者、霊能者または占い師の能力です。「いかにメディアリテラシーが欠如しているか」「いかに人間を知らないか」を露呈しています。


メディアリテラシー欠如の人にメディアリテラシーを身に付けてもらうのは、インターネットでの文字情報のやりとりだけでは、まず不可能です。そのため、ツイッターメディアリテラシー欠如の人から攻撃されれば、ブロックすることを基本方針にしています。