参議院議員・有田芳生さんと衆議院議員・三宅雪子さんの意外な共通点


このブログで、以前に衆議院議員・三宅雪子さんに関する記事を投稿しましたが、その三宅さんが、先日BS11「石川和男のひざづめ談義 社会保障篇」に出演されました。
http://d.hatena.ne.jp/psw_yokohama/archive?word=%BB%B0%C2%F0%C0%E3%BB%D2
http://www.bs11.jp/news/1257/


三宅さんが、社会保障などの分野についてよく調べられていること、熱意を持って取り組まれていることが伝わってきました。語り口なども好感の持てるものでした。
Twilog」(ついろぐ)の記録を見ると、私は昨年9月頃から三宅さんのツイッターをフォローしています。それ以降は、三宅さんのツイートおよびブログ記事をほぼ全て拝読していますが、見識および誠実さを感じます。
これらだけで判断すれば、なぜ三宅さんが叩かれるのか、さっぱり分かりません。


インターネットで三宅さんのお名前を検索すると、表示されるのは、三宅さん公式Webサイトメインサイト、ブログおよびツイッター)以外は三宅さんへの誹謗中傷がほとんどです。
かなりイヤな気分になるので、なるべく見ないようにしています。私でもそうなので、ご本人ならどのようなお気持ちだろうかと思います。


何の証拠もないのに「転倒事故は三宅さんの自作自演」と思い込む人々は、三宅さんの一挙手一投足に悪罵を浴びせます。
執拗に誹謗中傷コメントの投稿を繰り返す者もいます。なぜ彼らが、恐らく面識もない三宅さんをそれほどまで憎めるのか不思議です。


私が、4年前の参議院選挙から支持・支援してきた参議院議員有田芳生さんのお名前を検索しても、有田さんを誹謗中傷するサイトが多数表示されます。それらの大半は、カルト教団「世界基督教統一神霊協会」(統一協会統一教会)の信者が開設したものです。
霊感商法」を行なったことで多数の信者が逮捕されている統一教会が、有田さんを始めとする「統一教会反対派」を必死になって攻撃するのは、組織防衛が目的であることは明らかです。
http://d.hatena.ne.jp/psw_yokohama/archive?word=%cd%ad%c5%c4%cb%a7%c0%b8
http://togetter.com/li/198000


有田さんは、テレビに出演されるときは、真剣な表情で、ひとつひとつの言葉を慎重に選びながら話をされます。ご発言の内容からは、事前に相当の準備をされた上で臨まれていることも分かります。
それは、テレビでの発言の影響の大きさを認識し、コメンテーターの仕事に真摯に取り組まれているからだと私は理解していますが、色眼鏡を通してしか見ることができない者は「あの暗い顔は見たくない」などと罵倒します。もちろん私は「暗い」などとは思いません。
もっとも、有田さんには「笑わない」というイメージを持つ人が少なくないようです。私も、有田さんにお会いする前は「少し近寄りがたい雰囲気をかもし出す人かもしれない」と思っていましたが、実際に接すると、よく笑う方です。


「誹謗中傷されていること」以外にも、有田さんと三宅さんにはいくつもの共通点があることに最近気付きました。これは、私にとって意外な発見でした。


有田さんは京都府共産党の有力者の息子で、三宅さんは自民党の有力議員の孫であり、ともに政治(国政)を身近に感じる環境で育ったこと。
稼げるテレビの仕事を捨てて、割に合わないような国会議員を選んだこと。
政策では福祉を、理念では「思いやり」「いたわり」を強調していること。
民主党所属であること。
民主党元代表小沢一郎氏に期待し、支持していること。


ご自身も共産党員だった(除籍されましたが)有田さんと、「保守」を自認されている三宅さんの出自および経歴は相当異なり、年齢も離れています。「テレビの仕事」と言っても、有田さんは出演者であり、三宅さんは裏方でした。
そのため、私は類似点にはなかなか目が向かなかったのです。


この記事を読んで「やはり民主党は寄り合い所帯でダメだ!」などと決め付ける向きもあるかもしれませんが、私は「何を最も大切にするか」の価値観を共有できる人々は、積極的に連帯すべきだと考えています。
「党員の思想・信条等が全て一致する(しなければならない)政党」は、公明党および共産党だけで充分ではないでしょうか(他にもあるかもしれませんが)。
多様性および自由を否定する人々など、私は支持できません。