大震災という名の戦争


東日本大震災で、我が家には人的または物的損害はありませんでしたが、数日間安否不明だった岩手県の親戚の一人が津波に流され死亡していたことを知らされました。
その親戚とは、ほとんど会ったこともないため冷静に受け止めていますが、不安だらけの日々が続いています。


福島県原発事故は、どうなるのか。更に多数の人を死なせ、広範囲の地域に人が住めなくなり、農業を始めとする産業への痛手は致命的なものになるかもしれない。
被災者の生活は、どうなるのか。当面の生命の危機を乗り切っても、その後の生活再建は可能なのか。予想される生活保護費の激増および失業率の急上昇により、国家財政の破綻の恐れが一層高まってしまう。
被災していない国民の生活は、どうなるのか。物流の問題が解消されても、東京電力計画停電は今後1年間以上継続される見込みなので、経済活動が停滞し、景気が急激に悪化する。既に、連鎖倒産が起きているとの指摘もある。


死者数は、3万人を超える恐れもあります。これまでの災害とは桁外れで、「本当に現実なのか」と思うこともあります。
東北の被災地では、衣食住の欠如または不足に苦しむ人々に、寒さが追い討ちをかけています。
戦車まで投入された福島原発では、大勢の関係者が決死の作業を続けています。
比較的被害の少なかった横浜市でも、街はすっかり異様な雰囲気になってしまいました。


まるで戦争のような状況です。死者数は、完全に戦争レベルです。
いま、不安だらけの状況です。しかし、もともと不安を探せばきりがない社会。希望を忘れないことが大切だと、自分に言い聞かせています。