ニコニコした小沢一郎氏、「ニコニコ生放送」に出演


昨日、民主党元代表小沢一郎氏が、インターネット放送「ニコニコ生放送」に出演しました。
http://live.nicovideo.jp/watch/lv31110371
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&rel=j7&k=2010110300483
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010110300466
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010110300353
http://www.47news.jp/CN/201011/CN2010110301000422.html
http://www.47news.jp/CN/201011/CN2010110301000513.html
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101104/plc1011040004000-n1.htm


これまで、テレビニュースでは、小沢氏が記者会見で無愛想に語る場面の動画ばかりが使われていた印象がありますが、今回の番組では、にこやかに語る小沢氏の姿に、マスメディアが(意図的に?)伝えてこなかった小沢氏の多面性を感じることができます。


小沢氏以外の出演者の人選が良かったためでもあるのでしょう。小沢氏の秘書らが逮捕された「事件」は、「政治とカネ」の問題ではなく「冤罪を生み出す検察の体質の問題」であることを、よく理解している人に限定したようでした。


マスメディアで、今回の番組での小沢氏の発言は「国会招致拒否」ばかりが強調されている感があります。
「国会招致拒否」の理由を、小沢氏は「三権分立から言えば、司法で取り上げているものを立法府が議論するのは妥当ではない」「政倫審も証人喚問も基本的に秘密会。裁判というのは全部公開。もし、公判ということになればきちんと説明したい」と述べていましたが、それだけではないと私は見ています。


政倫審に出席しても「不十分」と証人喚問を要求され、証人喚問に応じても「不十分」と繰り返し証人喚問を要求され、議員辞職するまで叩かれる可能性が高いと私は考えていますが、小沢氏もそう判断しているのではないでしょうか。


参議院議員・有田芳生さんも、「小沢一郎さんを国会招致することについて深い憂慮がある。なぜならいまの議論の情況では、事実に基づいて冷静で紳士的な議論ができるかといえば、大きな疑問があるからだ」「「強制起訴」が行われるなら司法の場で最終決着をつければいい」と述べられています。
http://saeaki.blog.ocn.ne.jp/arita/2010/11/post_7dd0.html


なお、当然のことながら「記者クラブ加盟メディア以外にも記者会見を開放してきた」との小沢氏の発言を取り上げるマスメディアは、皆無のようです。