元総理大臣・小泉純一郎氏の話術の危険性


20日放送のNHK「あぁ!言い違い すれ違い」は興味深い内容でした。
http://www.nhk.or.jp/surechigai/


作家・冷泉彰彦氏によると、「〜だ」「〜である」調と「〜です」「〜ます」調が混在する話し方を「コードスイッチ話法」と呼ぶそうです。


このコードスイッチ話法について、元総理大臣小泉純一郎氏の話術を例に、「第一印象としては非常に話がうまく、雄弁に聞こえるが、言い返しにくく、一方的な発言になりやすい」「国民にはいろいろな意見、いろいろな立場の人がいるのだから、政治家は一方的に喋らないことが大事」と冷泉氏。


政治家が自分に都合の良いように社会を煽動することは、ヒトラーの例を挙げるまでもなく、とても危険です。
「小泉氏がマスメディアを利用して自分への支持を集めた」とは、しばしば指摘されることですが、最も重要な手法がコードスイッチ話法だったのかもしれません。


他のブログでも、冷泉氏の著書などについて取り上げていました。ご参考まで。
http://blog.fideli.com/u-nbd/archive/116/0