検察は民主党を狙い撃ちにしているようにしか見えない!


衆議院議員総選挙を目前にした昨年6月、厚生労働省の局長(当時)・村木厚子氏が逮捕された「事件」、民主党石井一議員の名前が挙がった時点で「検察の民主党攻撃だろうな」と思っていたのですが、案の定の展開になっています。


一昨日発売の「週刊朝日」の記事「検察がまた『冤罪』」を読みましたが、またも検察の悪質かつ杜撰な捜査過程が露呈しています。

塩田元部長だけでなく、これまで検察に有利な証言をすると見られた、検察側が申請した証人たちが次々と、
「供述調書はウソ」
などと法廷で証言を覆し、検察を批判し始めている

(中略)

検察にとって重要証人である塩田氏が、
「石井先生からの依頼もなく村木被告に指示した記憶はない」
と証言したことで、検察側の主張する村木被告の証明書発行の動機は消えてしまうことになった

(中略)

ある永田町関係者は捜査の意図をこう解説する。
大阪地検特捜部の狙いは当初から、民主党の大物である石井議員だった。(中略)たとえ立件できなくても、石井議員や他の複数の民主党議員が関与しているかのようにマスコミに書かせることには成功した。まさにいつ選挙があってもおかしくない時期の着手だから、政権交代を阻みたいという政治的意図はミエミエでしょう。かわいそうなのは村木さんだよ。そんなことの足がかりにされ、まさに被害者」

http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=11271


最近の新聞記事も、「週刊朝日」の報道を裏付けています。

 厚生労働省から、自称障害者団体を郵便割引制度の適用団体と認めた偽の証明書が発行された事件で、虚偽有印公文書作成・同行使の罪に問われ、無罪を主張する同省元局長村木厚子被告(54)の第6回公判が16日、大阪地裁であった。村木元局長の共犯に問われている当時の担当係長上村勉被告(40)=起訴=の前任の元係長(48)が証人に立ち、元局長から証明書発行を指示されたとする捜査段階の証言を否定し、「元局長は冤罪だと思う」と述べた。

 これまでの裁判では、当時衆院議員の石井一参院議員の紹介案件だとして、当時課長だった村木元局長に発行を指示したと検察側が指摘する厚労省の元部長(58)も、事件の構図を「虚構」などと証言。今回の元係長の証言も検察側に厳しい内容となった。

http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201002160081.html

 検察側の主張によると、元記者は04年2月下旬、倉沢被告と共に石井議員の事務所を訪ね、厚労省への証明書発行の口添えを依頼したとされる。しかし元記者は公判で、昨年5〜6月に大阪地検特捜部から容疑者として取り調べを受けたことを明かし「私が石井議員に会ったことは既成事実として最初から調書に書かれていた。『私は会った記憶がない。それは作文でしょ』と否定した」と述べた

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100217k0000e040072000c.html?inb=yt


http://www.asahi.com/national/update/0217/OSK201002170104.html
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100216k0000e040063000c.html
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100127k0000e040095000c.html