ジャーナリスト・有田芳生さんの総選挙(5)


ジャーナリスト・有田芳生さん(新党日本副代表)は練馬区にお住まいなので、民主党が候補者を擁立しなければ、東京10区(豊島区全域及び練馬区東部)で立候補される可能性があったと思います。
もし東京10区で小池百合子氏と著名人対決となっていたら、間違いなく「注目選挙区」としてマスメディアで取り上げられ、それが新党日本組織力の弱さを補い、当選の確率は高かったでしょう。


昨年8月、民主党が公認候補を「恐らく出さない状況」であった東京9区練馬区中部及び西部)で立候補することを有田さんは発表されました。それまでの数カ月間、街頭演説及び「有田塾」等を続けられていた地域です。事務所を開設されてもいました。しかし、その数日後、突然民主党が東京9区で候補者を擁立することになり、民主党と共に政権交代を目指す新党日本の副代表として、有田さんは選挙区を東京11区板橋区全域)に変更するという苦渋の決断を強いられました。その記者会見は昨年9月のことで、東京11区では投票日まで1年間も活動時間がありませんでした。


結果、僅差の落選。
民主党からは推薦され、支援を受けたのですが、一方で振り回された面もあったのは事実です。


東京11区で当選した自民党下村博文氏の選挙戦最終日の集会では、下村氏が「私は『二世』でも、官僚でもありません。評論家でもありません。どこかの候補みたいに」などと発言したそうです。有田さんは評論家ではありませんが、「自分は現場を知っている。有田の主張は机上の空論だ」とでも言いたかったのでしょう。下村氏が「ライフワークとして取り組んできた」という教育基本法改正は全く必要性がなく、現実無視の自己満足的行為だったと思うのですが…
http://d.hatena.ne.jp/psw_yokohama/20090729/p1


それに続いて、下村氏の夫人が泣きながら「下村博文を助けてください」と挨拶したとのことです。そのような発言を、自分の利益のためではなく「世直し」のために国会議員を目指した有田さん及び有田さんのご家族は、決してしません。下村氏個人を助けるために国会が存在するのではありません。


ブログ検索したら、草野仁さん、滝本太郎さん等、多くの方による有田さんの落選を惜しむ記事を見付けましたので、以下ご紹介します。
http://kusanohitoshi.com/hibikore/archives/2009/09/post-75.html
http://sky.ap.teacup.com/takitaro/882.html
http://sky.ap.teacup.com/takitaro/880.html
http://d.hatena.ne.jp/mpdstyle/20090831
http://d.hatena.ne.jp/haigujin/20090831/1251723317
http://nekoya222.at.webry.info/200908/article_26.html
http://ameblo.jp/hayapi-1119/entry-10332414267.html
http://ameblo.jp/hayapi-1119/entry-10329716995.html
http://blog.livedoor.jp/es_kay_arawagus/archives/51281856.html
http://ameblo.jp/imaidayori/entry-10332241668.html


なお、民主党の「獅子身中の虫」に関する記事もありました。ご参考まで。
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090824/elc0908241925004-n1.htm
http://blog.livedoor.jp/votunez/archives/925237.html