ジャーナリスト・有田芳生さんの総選挙(4)


総選挙の投票率を見ると、東京都全体で66.37%でしたが、東京11区板橋区)では64.95%でした。
東京11区の投票率が66%を超えていれば、有田芳生さんが当選していた可能性が高かったと思います。
http://219.109.9.35/shuinsen/h21shu_stou_2200.html
http://219.109.9.35/shuinsen/h21shu_skai.html#11


民主党圧勝が確実視される状況で、下野する自民党下村博文氏に投票しても、板橋区民には恐らく何らの利益もない。下村氏が公約で大風呂敷を広げても、実現できるはずもない。
民主党と連立政権を組むであろう新党日本有田さんに投票すれば、板橋区民のみならず大多数の国民にとって利益になる「世直し」が期待できる。


板橋区有権者がどちらに投票すべきかは明白だったのですが、それでも有田さんの得票は僅かに下村氏に及びませんでした。


しかも、下村氏は安倍政権で国民の生活ではなく教育基本法改正(改悪)に精を出していた人物で、有田さんは「国民中心、生活中心の新しい日本を作る」ために国政に携わろうとされていた方なのです。


有田さんを含む、都内の小選挙区民主党推薦で立候補した方(3名)は、全員が落選しました。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20090901/CK2009090102000053.html
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20090901-OYT8T00103.htm


公示日以降は、民主党都議会議員及び区議会議員の方々が、交替でほぼ毎日有田さんの選挙活動を支えましたが、「衆議院解散以降、もっと組織的に支援していただいていれば…」というのが正直な気持ちです。


悪政を続けていた自民党が下野し、民主党が政権を獲得したことは本来非常に喜ばしいことなのですが、「不幸中の幸い」のようにも思えてしまいます。