ジャーナリスト・有田芳生さんの「板橋茶論」


一昨日、ジャーナリスト・有田芳生さん(新党日本副代表)が、板橋区民の方々の集会「板橋茶論」の講師を務められるので、参加してきました。
http://saeaki.blog.ocn.ne.jp/arita/2009/02/post_70d2.html


講演の内容の中で、私がポイントだと思った部分を記録しておきます。


オウム真理教などのカルトに入信するのは特殊な人だ」と誤解している人がいまだに多いが、人生のふとしたはざまで入信するのが一般的であること。
神戸連続児童殺傷事件及び高速バスジャック事件の犯人は、どちらも未成年者だったが、オウム真理教事件の影響を受けていたこと。
オウム真理教及び統一教会の信者の多くには、「文学的想像力の欠如」「社会性の欠如」「反抗期の欠如」など、共通する心の問題があり、親子関係(父親への反発など)の問題も見られたこと。


質疑応答及び討論の時間で、いくつかの質問の中に「なぜオウム真理教の問題に長年取り組み続けられているのですか?」というものがありました。


人類史において初めて都市部で行なわれた化学兵器によるテロである地下鉄サリン事件を引き起こしたのがオウム真理教だったから」
統一教会についても同様だが、マスメディアが一時期大騒ぎしても、継続して取材する人がほとんど居ないから」

これが、有田さんのご回答でした。


講演の概要については、「板橋茶論」事務局・和田悠さんのブログにも掲載されているので、よろしかったらご覧ください。
http://wadayu.21dez.org/index.php?e=140


参加者は20名弱で、有田さんの貴重なお話をもっと大勢の方に聴いていただきたかったと思いました。
終了後、有田さんを囲む懇親会にも出席させていただきました。


なお、昨日は、統一教会系企業「新世」への警視庁公安部による家宅捜索がありました。
http://saeaki.blog.ocn.ne.jp/arita/2009/02/post_8502.html
http://saeaki.blog.ocn.ne.jp/arita/2009/02/post_793a.html
http://www.asahi.com/national/update/0210/TKY200902100146.html
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090210/crm0902101244019-n1.htm


大変興味深い展開です。
最近、私に有田さんを誹謗中傷する内容のメールが届いたりしているのですが、もしかすると、それも統一教会の危機感の表れなのかもしれません。