バラク・オバマ氏、圧勝(2)


昨日の記事の追記です。

(1)ラテンアメリカではバラク・オバマ氏のような白人と黒人の混血をムラートと呼ぶそうですが、オバマ氏は「黒人初の大統領」と言われています。
調べてみると、過去、アメリカ合衆国では「一滴でも黒人の血が混ざった人間は黒人」と黒人を定義する「ワンドロップ・ルール」というものがあったそうです。
「32分の1以上の黒人の血が混じっている住民は黒人」と定義する州法もあったとか。
しかし、これらの差別的な定義は少なくとも人々の意識上に現在も残っているのでは、と思えてしまいます。

(2)今回の大統領選挙と同時に行なわれた連邦議会(上院及び下院)議員選挙でも、民主党が上院、下院ともに過半数を制し勝利したそうです。
議員定数は、上院が100名(各州2名)、下院が435名。
日本の参議院が242名(うち比例選出96名)、衆議院が480名(うち比例選出180名)ですから、日本より少ないのですね。アメリカ合衆国の人口は3億人で、日本の倍以上なのですが…
なお、任期は、アメリカ上院議員が6年(2年ごとに3分の1ずつ改選)、下院議員が2年。
日本の参議院議員が6年(3年ごとに半数を改選)、衆議院議員が4年(任期満了前の解散の可能性あり)。
この差異は、興味深いです。日本の議員定数の根拠を調べてみたくなりました。