ジャーナリスト・有田芳生さんの受難


ジャーナリスト・有田芳生さんのブログでの一昨日の記事に、読者からのコメントが多数寄せられています。
ただし、「読者」と言っても「これまでほとんど有田さんのブログを読んだことが無いのだろうな」という印象のコメントが少なくありませんでした。
2ちゃんねる」経由で有田さんのブログを見付けたという人によるコメントが大多数かもしれません。
有田さんが毎日新聞を擁護している」と批判又は非難する内容がいくつもありましたが、全くの誤解でしょう。


匿名だからこそ用いることのできるコメントでの失礼な表現の数々に、非常に不愉快になっています。
インターネットだからこそ起きた、有田さんの受難です。


「英文毎日新聞の問題などを聞く。問題となった記者の記事が、2900本書いたなかの10本ぐらいだったにしても言い訳は通用しない。チェックできなかった体制にこそ問題がある」と有田さんは記されているのに、なぜ擁護だと思うのでしょうか。


「しかしここぞとばかりに毎日新聞を攻撃し、「硫化水素」での犯行を宣言する者まで現れている。匿名で実力行使をそそのかす「銃眼から敵を撃つ」卑怯者には適切な対応が必要だ」という記述は、「毎日新聞への擁護」ではなく、「卑怯者」への怒りなどの感情だと思います。


毎日新聞の社員と有田さんとの交流があることから、「擁護しているという印象」を受けたのかもしれません。


しかし、記事全体を読めば「有田さんが毎日新聞及び『卑怯者』の双方に批判的であること」は明らかです。
部分をとらえて全体を理解したつもりになるのは、稚拙な発想と言わざるを得ません。


本名もお顔も公開している有田さんの「責任ある発言」の一部をとらえて、匿名で無責任に非難・攻撃する輩。
有田さんが非難する「銃眼から敵を撃つ卑怯者」は、まさに彼らのことでもあります。


以前、私のブログ等にも、素性を明らかにしている私の発言の一部をとらえた匿名の者からの誹謗中傷又は攻撃がありました。
インターネットの怖さを感じた出来事でしたが、今回の有田さんへの攻撃で、そのことを思い出してもいます。