今後の政局


参議院選挙であれほどの惨敗でも辞めなかった安倍総理大臣は、今後も、そう簡単には諦めないはずです。

しかし、面と向かって退陣要求を突き付けられるという厳しい状況になっています。


参議院で野党が過半数を占めているので思うように法案を成立させられず、与党内でも退陣論が噴出し続ければ、安倍総理大臣が政権にとどまるには解散総選挙しかなくなるでしょう。

もちろん、衆議院選挙を行なっても参議院議席数は変わりませんが、「もし総選挙で勝利すれば、与野党の自分への対応は変わるかもしれない」と安倍氏が考える可能性は十分あります。

「遅くとも、年内に総選挙がある」と予測している大学教授も居ます。


自民党参議院選挙敗戦の原因として、「市町村の大合併で、それまで自民党の手足となっていた地方議員の数が大幅に減った」ことを挙げる週刊誌の記事もありました。

小泉政権の地方軽視の政策も、影響していたのかもしれません。

当面は、衆議院を解散しても、自民党にとって厳しい選挙になるでしょう。


ですが、様々な批判を受けてもいる民主党が、総選挙でも勝利できるとは限りません。

一体どうなるでしょうか…