しらけさせるだけの神奈川県知事選挙


今日が公示日の神奈川県知事選挙は、現職・松沢成文氏の軽率な東京都知事選挙立候補表明、その後の立候補撤回(石原慎太郎氏の引退撤回による)のドタバタを経て、新人のみが都道府県別人口第2位の行政トップの座を争うことになりました。


民主および自民の相乗りで、知名度が高い、元フジテレビ・黒岩祐治氏が当選することは確実でしょう。開票開始直後に当確が報じられるのではないでしょうか。
しかし、WEBサイトを見ると、薄っぺらな政策がずらり。
http://island.opinet.jp/kuroiwa/message/message.html#policy
http://island.opinet.jp/kuroiwa/pdf/kanagawa_vision.pdf


「神奈川県の皆さんが本当に困っていること、求めていることを、 率直に語り合える場として、“対話の広場”を創設します」「直接参加できない方の意見は、ジャーナリストである黒岩が取材に行って、 直接、皆さんの意見をお聞きします」
この公約は、実現可能なのでしょうか。「ヤルヤル詐欺」かと思えてしまいます。


小沢一郎氏抹殺キャンペーン」に加担するような黒岩氏を支持する気には、到底なれません。
http://twitter.com/kuroiwayuji/status/15224313869


一方、開成町長・露木順一氏の政策も、???…
みんなの党」の推薦を受けることも、私には支持できません。
http://tsuyuki.jpn.org/index.php/plan/
http://tsuyuki.jpn.org/index.php/authorities/


そもそも、現職の松沢氏が神奈川県知事選挙に初めて立候補した経緯は、民主党で候補者選びの担当だった松沢氏が誰も擁立できず、自ら候補者になったというものでした。


大阪府を上回る、都道府県別人口第2位の神奈川県の知事の椅子が、あまりにも軽いものとして扱われているようにも思えます。
不本意ながら、棄権せざるをえないかもしれません。