「民主党の党内対立」は、総理大臣・菅直人氏らが小沢一郎氏に喧嘩を売っているだけでは?


今日、有田芳生さん、森ゆうこさん、谷亮子さんなどの民主党所属参議院議員が、民主党幹事長・岡田克也氏に、元民主党代表・小沢一郎氏の国会招致反対の申し入れを行ないました。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010120800980
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20101209k0000m010067000c.html
http://www.47news.jp/CN/201012/CN2010120801000998.html


森さんのツイッターより。

岡田幹事長に急遽申し入れを行った。14:00から当本部において約30間。13:30頃から呼びかけるという無茶ぶりにもかかわらず、9名の参議院議員が間に合った。

http://twitter.com/moriyukogiin/status/12389920005947393

昨夜来報道されているように、岡田幹事長が、今週中にも緊急役員会を開き、小沢元代表の国会招致を機関決定するという方針だと聞き、今やるべきことは挙党一致態勢を作ることで、やるべき事が違うと一人一人が訴えた。茨城県議選、予算編成に皆が力を結集できるようにすることが幹事長の責務である。

http://twitter.com/moriyukogiin/status/12391240922308608

私は参院予算委筆頭理事として、野党からは、小沢さんのことは挨拶がわりで、一番の問題ではないと言われ続けてきたこと。民主党に対する批判はもう小沢元代表を一人悪者にすれば支持率が回復する状況ではないこと。また、新生党の解党資金について幹事長の認識が全く間違っていることなどを伝えた。

http://twitter.com/moriyukogiin/status/12392550132350976

http://twitter.com/moriyukogiin/status/11398030678822912
http://twitter.com/moriyukogiin/status/11422177073037312


有田さんのブログより。

森ゆうこ議員たち参議院議員9人で岡田克也幹事長に諌言してきた。小沢一郎元代表を政倫審に出るよう首相が週内にも結論を出そうとしているからだ。世間はいわゆる「政治とカネ」問題などに関心があるのではなく、景気対策尖閣問題などの外交問題に強い関心を持っている。そんなときに挙党体制を進めるのではなく、党内抗争を招くような党執行部の対応は大局を失った対応だ。それは政権交代を期待した国民の民主党離れを加速するだけである。

(中略)

たとえ政倫審で説明をしても、メディアは「まだわからない」「ますます疑惑は深まった」という報道することは目に見えている。こうした情況にあっては日本の大局を見つめて判断していかなければならないのだ。

http://saeaki.blog.ocn.ne.jp/arita/2010/12/post_129a.html


時事通信のWebサイトより。

民主党小沢一郎元代表は8日夜、都内のすし店で鳩山由紀夫前首相と実弟で無所属の鳩山邦夫総務相新党改革舛添要一代表と会談した。この中で由紀夫氏は、小沢氏の国会招致を目指す菅直人首相と民主党岡田克也幹事長らの動きについて「(菅政権に)協力したくても、向こうが(小沢氏を)切ることで政権浮揚しようとしているのなら、協力のしようがない」と批判した。

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010120801006

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010120800771


「党内対立激化」などと報道されていますが、前総理大臣・鳩山由紀夫氏の言うとおり、党内対立を生み出しているのは総理大臣・菅直人氏および「前原グループ」の議員たちではないでしょうか。
菅直人氏は、総理大臣に就任したとき、「小沢さんは、しばらく静かにしていただいた方が、ご自身のためにも良い」などと発言しました。
その後も、小沢氏に近い議員を冷遇するような人事を行ないました。
「小沢疑惑」は検察およびマスメディアの捏造であるにもかかわらず、です。


今日、申し入れを行なったことを「党内抗争」と決め付ける報道も不適切です。党内抗争にならないようにする努力だったのですから。
そのことについて、今夜のNHKニュース9」では、「小沢氏に近い議員が」と述べており、有田さんまで「小沢氏に近い議員」と決め付けられてしまいました。有田さんは、どの党内グループにも所属しないことを宣言されているのですが。


それにしても、参議院議員になってからの谷さんの言動の素晴らしさには、すっかり見直しています。「ド派手結婚式」など、以前はあまり良い印象ではなかったのですが、袋叩きにされている小沢氏を毅然と擁護し、支持し続けることには、賞賛の言葉しかありません。


参議院議員平野貞夫氏のブログより。

 平成21年の「政治資金収支報告」が公開され、マスコミが一斉に報道した。その中に悪質な意図的で謀略的報道があった。

 私が平成19年から昨年まで会計責任者をやっていた「改革フォーラム21」のことだ。昨年7月21日、衆議院解散の日、民主党岩手第四総支部に3億7千万円を寄付したことで、さまざまな憶測情報が報道された。

 制度のあり方について学者や有識者が、意見を語るのは自由である。しかし、根本的事実を誤って報道したり、それに基づいて論評することは許されることではない。しかもその誤った事実をいかにも問題があるよう意図的に報道することは、政治的謀略といえる。

 問題の箇所は「改革フォーラム21」の原資に、平成6年の新生党解党時に4億7900万円の立法事務費が入っていたという点だ。そもそも立法事務費とは、衆参両院の会派に支給される公費で政党に支給されるものではない。そういう基本的制度を知らずに、12月1日のTBS「みのもんた朝ズバ」では、パネルで全額が改革フォーラム21の原資となり、それが昨年の解散時に使われたと報道の流れを創った。

 マスコミはどうしてかくも不正義の報道をするのか。TBSだけではない。読売・毎日・東京なども同じような報道姿勢であった。こういうことで誤った世論がつくられるのだ。「改革フォーラム21」には立法事務費は入っておらず、また、この時期には政党助成金制度は施行されていない。政治資金規正法の規定にもとづき、適正に措置して国家と国民のための政権交代を実現するため、浄財が生きる時を待っていたのだ。それを旧体制の立場で謀略的に報道することも間違っているが、政権交代の意義を捨て去り権力亡者となっている民主党政権も問題だ。

 朝日新聞(12月2日)によれば「改革フォーラム21」などの資金の流れについて、菅首相は「大変問題がある。解明が必要だ」と語ったとのこと。政治的指揮権でも使うつもりか。

 政権を獲得し維持するのに、自民党は数百億円の汚れた資金を浪費した時代があった。そんな政治と決別するために、小沢氏を中心にした私たちは「国家と国民のため政権交代による健全な議会民主政治」を目指し、適法・適正に資金を蓄積していたのだ。

http://www.the-journal.jp/contents/hirano/2010/12/post_28.html


日刊ゲンダイ」より。

 どうしても、悪者にしなければ気が済まないらしい。大マスコミが、またぞろ民主党小沢一郎元代表の政治資金を騒ぎ立て始めた。30日に総務省が発表した09年の政治資金報告書を受けて、朝日・読売・産経が小沢のカネの流れを1面トップで報じたのだ。
 記事の内容は、小沢の資金管理団体陸山会」が、09年の衆議院解散当日の7月21日、民主党の立候補予定者88人に500万円ずつ支出するなど、8月の総選挙公示までに民主党の立候補予定者91人に総額4億4900万円を提供していたというもの。この資金提供の際、7月21日に旧新生党の資金がプールされていた政治団体「改革フォーラム21」から、小沢が代表を務める民主党岩手県第4区総支部に3億7000万円が寄付された。翌22日に同額が陸山会に寄付されていた。
「記事を繰り返し読んでも、何が問題なのかサッパリ分かりません」と、九大名誉教授の斎藤文男氏(憲法)がこう言う。
新生党時代の資金と結びつけて、いかにも怪しげに書き立てていますが、政治資金規正法の目的は、政治資金の流れを透明化させること。寄付した側は『新生党の理念を受け継ぐ民主党の小沢氏の支部に寄付をした』と説明していて、その意味では、何ら法に触れることはしていないし、いま裁判を控えている“虚偽記載”とも全く関係がない話です。それなのに、まるで新たな疑惑が表面化したかのように各紙が1面トップで報じるのは違和感がありますね。政治資金規正法の改正論議に話を持っていくなら、まだ分かります。しかし、これは小沢=悪という印象を植えつけるだけの記事。ほとんど嫌がらせの類いで、裁判で彼を有罪にするための世論誘導と言われても仕方がありません」

http://gendai.net/articles/view/syakai/127736