「小沢一郎叩き」で「時の人」となった生方幸夫氏の窮地(3)


民主党元代表小沢一郎氏に対して「国民に納得のいくような説明をすること」を要求し、「国会できちんと説明して欲しい」と言い続けた衆議院議員・生方幸夫氏。
http://ubukata.news.coocan.jp/cgi-bin/blog2/diary.cgi?no=304
http://ubukata.news.coocan.jp/cgi-bin/blog2/diary.cgi?no=339


しかし案の定、自分の疑惑については、「国民に納得のいくような説明」どころか「答える必要はない」などと説明を全くしないままです。矛盾した対応です。
「選挙運動費用収支報告書」の虚偽記載だけでなく、計40万円、7人分の虚偽の領収書まで存在したのです。
それらの削除訂正を行なったことを生方事務所が昨日公表しましたが、それならなぜ小沢事務所の記載ミスを訂正で済まさず秘書らを逮捕した検察を批判せず、なぜ小沢氏を批判し続けたのでしょうか。このことも、明らかに矛盾しています。


日刊ゲンダイ」の記事では「公選法違反の疑いで生方を告発するしかない。仮に不起訴になったら検察審査会に申し立てだ」とありますが、そうでもしなければ生方氏は逃げ続けるつもりなのでしょう。

●選挙運動費用虚偽記載でダンマリ決め込む卑劣ぶり
 逆にすっかりヒンシュクを買っているのが、民主党生方幸夫衆院議員。小沢をあれだけ批判し、辞職まで求めながら、自分の「選挙運動費用収支報告書」の虚偽記載疑惑が浮上した途端、ダンマリを決め込んだのである。
 その生方は27日までに、千葉選管に報告書の削除訂正を届けたというが、詳しい説明は一切ナシ。「答える必要はない」(生方事務所)というから国民を愚弄している。「政治資金オンブズマン」共同代表の上脇博之・神戸学院大法科大学院教授(憲法)はこう言う。
「選挙運動費用収支報告書への虚偽記入は公職選挙法に抵触する恐れがある上、人件費の虚偽報告となると、政治資金収支報告書の人件費でも虚偽報告しているのではないかとの疑惑も生じかねません。削除訂正したというが、それなら支出していた40万円分はどこに行ったのか。今回の件は、単純ミスではなく、根が深い。きちんと説明する必要があります」
 領収書を「偽造」してまで支出したカネはどこに消えたのか。過去にもあったのではないか。数々の疑問を解くには、小沢事件と同様、公選法違反の疑いで生方を告発するしかない。仮に不起訴になったら検察審査会に申し立てだ。この男のバケの皮をはがすには、それしか手段がない。

http://gendai.net/articles/view/syakai/127174

 報告書に虚偽の記載があった理由や実際の運動員らの活動実態などについて、生方氏の事務所は「そこまでお答えする必要はないと思う」としている。

 生方氏の訂正前の報告書によると、千葉など1都3県に住む運動員や事務員計23人に昨年12月23日、報酬として3万〜18万円支払ったとし、23人の名前を手書きで記入した領収証も添付されていた。しかし、このうち一人は取材に「選挙事務を手伝ったが、報酬は受け取っていない。ボランティアとして参加した」などと証言した。

 県選管などによると、同氏の事務所は23人のうち7人の報酬(1人4万〜10万円)の報酬を削除。報告書に添付した7人分の領収書も削除した。

http://mainichi.jp/area/chiba/news/20101028ddlk12010423000c.html

 生方事務所は「収支報告書を精査した結果、必要な修正をした」とのコメントを出したが、修正の理由や詳しい経緯などは回答しなかった。

http://www.chibanippo.co.jp/news/chiba/society_kiji.php?i=nesp1288246708

 民主党元副幹事長の生方幸夫衆院議員(千葉6区)が2009年の衆院選後に提出した「選挙運動費用収支報告書」に事務員の報酬を虚偽記載した疑いがある問題で、生方議員の事務所は27日までに、7人への報酬計40万円分の削除訂正を千葉県選挙管理委員会に届けた。県選管によると、7人分の添付領収書も削除された。

http://www.47news.jp/CN/201010/CN2010102701000321.html