「小沢一郎叩き」で「時の人」となった生方幸夫氏の窮地(1)


検察およびマスメディアが生み出した「推定有罪」の世論に便乗して民主党元代表小沢一郎氏を叩き続けた生方幸夫氏。昨日、その生方氏に疑惑が発覚しました。
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20101020k0000m040072000c.html
http://www.47news.jp/CN/201010/CN2010101901000933.html

 民主党元副幹事長の生方幸夫衆院議員(62)(6区)が2009年8月の衆院選後、県選挙管理委員会に提出した「選挙運動費用収支報告書」に、人件費として記載した運動員ら23人への報酬計166万5000円のうち、少なくとも5人分計34万円が実際に支払われていなかった疑いが浮上した。

 読売新聞が19日夕刊で疑惑を報じた後、生方議員事務所は本紙の取材に対し、「選挙運動費用収支報告書について、適正に処理していると思いますが、もう一度精査し、適正に対処します」とのコメントを出した。松戸市内にある生方議員の事務所はこの日、疑惑が報じられると、シャッターを下ろし、出入りする人もまばらになった。

 「領収書に自分の名前を署名していない」と答えた支持者からは、知らないところで領収書が作られていたことに、怒りや失望の声が上がった。

 「選挙には全くかかわっていない。許可なく、自分の名前が書かれているのはおかしい」。「報酬はもらっていない」と証言した1人は本紙の取材に対し、戸惑いを隠せない様子だった。この人は、過去に生方議員の選挙活動を手伝ったことはあるが、約5年前からがんを患い、「過去の選挙で手伝って以来、事務所に行ったこともない」と話す。領収書にも「名前を書いたり押印したりしたことはない」と否定した。

 別の1人は「ボランティアと思っていた。(事務員として選管に)届け出られていたことすら知らなかった」と証言。また、別の人は報酬がなかったことについて、「夜の食事会費などで天引きされていると思っていた」と話した。一方、報酬を受け取った人の中にも、「当初の予定より報酬額が少なくなると説明を受けた」という人もいた。

◆「政治資金オンブズマン」共同代表の上脇博之・神戸学院大法科大学院教授(憲法学)の話

 「選挙運動費用収支報告書への虚偽記入は公選法に抵触する恐れがある。今回はそうしたケースが複数あり、単純ミスとは思えない」と指摘している。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news/20101019-OYT8T01190.htm


意図的な裏金作りの疑いが濃厚です。
疑惑が報じられると事務所のシャッターを下ろしたのであれば、これまで小沢氏に「疑惑」の説明を(小沢氏が説明しているのにもかかわらず)要求し続け、小沢氏を断罪し続けた生方氏の発言と矛盾します。


生方氏が、この窮地からどのように抜け出そうとするのか。自分の疑惑について説明するのか。これは見物です。