インチキ新党のインチキ党首には、総理大臣になってほしくない


共同通信世論調査で、「いま首相に最もふさわしい政治家」の1位が「新党改革」の舛添要一氏、2位が国土交通大臣前原誠司氏、3位が「みんなの党」の渡辺喜美氏だったとのことです。
私にとっては「総理大臣として最もふさわしくない」と思えるような面々なのですが…
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20100429115.html


舛添氏は、先週発売の「週刊新潮」の記事で、前衆議院議員で元妻の片山さつき氏から、夫婦だったときの「DV」(家庭内暴力)を暴露され、「利用できるものは何でも利用する」「約束を守らない」「離党したら急に道州制を言い出した」などと厳しく批判されていました。
http://www.shinchosha.co.jp/shukanshincho/backnumber/20100428/


前原氏については、以前にこのブログで批判したので、以下のURLの記事をご覧ください。
http://d.hatena.ne.jp/psw_yokohama/20091022/p1


渡辺氏は、「党内にそれぞれ郵政民営化推進派と造反組を抱えるたちあがれ日本新党改革を『数合わせ先行』と批判している」とのことですが、「目くそ鼻くそを笑う」とはこのことです。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010043000999


みんなの党の顔ぶれを見ると、ひとりで自民党を飛び出し「劇団ひとり」と揶揄されていた渡辺氏、衆議院議員の座に固執民主党を離党した浅尾慶一郎氏、飲酒運転で都議会議員を辞職した柿沢未途氏、昨年の総選挙自民党所属のままでは当選は難しかった小泉チルドレン山内康一氏、無所属での選挙の厳しさを痛感していたであろう江田憲司氏および川田龍平氏…
私には、行き場のない人々の利害が一致して結成された政党にしか見えません。
「数合わせ」「寄せ集め」の表現がピッタリです。


今夏の参議院選挙の公認予定候補者も、昨年の横浜市長選挙で落選した中西健治氏、昨年の総選挙で落選した元小泉チルドレン小野次郎氏など、寄せ集めぶりを遺憾なく発揮しています。
http://www.your-party.jp/members/kounin/


浅尾氏は、Twitterツイッター)での軽率な発言から厳しい批判を受けていました。
http://twitter.com/asao_keiichiro/status/11452429364
http://d.hatena.ne.jp/Tony_Shikaku/20100403


民主党幹事長・小沢一郎氏と同様の「迂回献金疑惑」が渡辺氏にもあることを指摘されても、浅尾氏は逃げることしかできませんでした。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/270281/


このような政党の支持率が、最近の世論調査民主党自民党に次ぐ第3位となっているのは、「漁夫の利」なのでしょうか。


老人党の「たちあがれ日本」、横浜市長投げ出し辞任の中田宏氏を参加させた「日本創新党」にも、私は全く期待しません。


最近の複数の新党について、元参議院議員・平野貞夫氏の指摘が的を射たものだと思います。

「立ちあがれ日本」と「新党改革」は、権力という甘い汁にどうやって近づいて生きていくか、これが本音であろう。これまでの自分たちの政治活動を反省するだけでなく、創造的に否定することから始めるべきか。

みんなの党」と「日本創新党」は、前の2党とは違っている新しさがある。大いに期待したいところだが、どうして一緒になれないか不思議である。両党に口から先に生まれたような人が多いが、おそらく政治家としての世界観や歴史観・人間観が未熟か未完成かが原因で、自己本位から抜け出せないだろう。自己犠牲心がなくては、国を動かせない。

http://opinion.infoseek.co.jp/article/840