ジャーナリスト・日垣隆さんの多面性
ジャーナリスト・有田芳生さんは、同業の日垣隆さんと親しくされてます。
「意見広告7人の会」では、お二人とも呼び掛け人を務められています。
私が初めて有田さんにお会いしたのは約10年前で、池袋の沖縄料理店での「オフ会」でしたが、日垣さんも参加されていました。
そのとき、有田さんはほとんど日垣さんとお話しされていて、私はあまり有田さんと話せなかったことが不満だったのを覚えています(笑)
今日、Twitter(ツイッター)で、有田さんが日垣さんを評価されていることへの疑問を述べる「ツイート」がありました。
http://twitter.com/ItoShinya/status/12814511401
「有田さんの政治姿勢やジャーナリストとしての発言など、尊敬できることばかりなのですが、(中略)どうしてあそこまで口を極めて暴言を吐く人が許容できるのか、いくら考えても分かりません」とのことでしたが、その気持ちが分かるような気がしました。
日垣さんのTwitterでのツイートを読むと、私もしばしば嫌な気分になります。
「そのような言葉を用いては、人間性を疑われかねない」「わざわざそのような罵詈雑言をインターネットで公開しなくても、不愉快な、または嫌いな相手は無視すれば良いのでは」と思うこともあります。
会ったときも、ほとんど話をしなかったので、日垣さんのことを「よく知っている」とは言えません。
しかし、日垣さんの一部のツイートのみではなく、他のWebサイトおよび書籍を含めた様々なものを読めば、「暴言を吐く」だけの方ではないと思うのです。
有田さんは「日垣さんは優しい人だけどなあ」と述べられていますが、優しい部分も、きっとあるのです。
http://twitter.com/aritayoshifu/status/12814969682
恐らく日垣さんはとても正直な方で、優しい面だけでなく、醜く残酷な面および激しい攻撃性も隠さない「日垣流」を貫いているのだと考えています。有田さんが仰るとおり「人間は多面体」なのです。
私にとって、日垣さんの著書およびインターネットでの投稿などは、「良薬」です。
「口に苦い」のですが、現実社会で本当に大切な情報に満ちています。
多面的な人間のネガティブな面のみを見るのであれば、残念なことだと言うしかありません。