説明責任があるのは小沢一郎氏ではなく検察だ!


今日発売の「週刊朝日」で、民主党幹事長・小沢一郎氏の秘書逮捕等を行なった検察を批判する記事が掲載されました。


「検察の狂気 これは犯罪捜査ではなく権力闘争である」
「検察がたどる『いつか来た道』」
「ひと目でわかる 小沢『疑惑』の全構図」
http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=11146


以下は、その記事の要約です。


小沢氏は、違法にならないように政治資金の取扱いに注意を払ってきた

検事総長職をより民主的な国会同意人事に改めようとする小沢氏は、検察にとって敵である

検察は、小沢氏を裁判で有罪にできなくても、小沢氏の印象を悪くする様々な情報を流し、小沢氏の政治生命を断とうとしている

西松建設関係で小沢氏は記者会見を行なったが、同様に西松建設から献金を受けた自民党の国会議員たちは、誰一人会見を開かなかった

小沢氏及び小沢氏の秘書たちは説明しているのに、マスメディアはそれを取り上げずに「説明責任を果たしていない」と非難する

民主党大会で、小沢氏は「土地購入の原資についての検察からの問い合わせに対して、金融機関名及び支店名を検察に伝え、検察から預金口座の書類を入手したという返答があった」ことを明かしたが、それでもゼネコンからの資金提供との関連を疑って小沢氏の秘書を逮捕したのであれば、検察には説明責任がある

政治家関連事件を担当した元検事の弁護士顧問料の額は、そうでない場合より桁が多く、「ヤメ検弁護士」としてテレビ出演も期待できる

これまで「小沢『疑惑』」として報じられた資金のやりとり等は、何の法律に違反しているのか定かではない


これまで明らかになった情報からは、政治資金規正法違反(虚偽記載)という微罪以外の違法性は見当たりません。
しかし、マスメディアは検察のリーク情報に踊らされ、あたかも贈収賄の疑いがあるかのような報道を繰り返しています。当時の民主党は野党であり、「野党暮らし」の長い小沢氏が公共工事に影響を与えたなどというのは、相当無理のある筋書きとしか思えませんが…


「火のない所に煙は立たない」と言いますが、検察及びマスメディアの行為は「一所懸命に煙を立てて、あたかも火があるかのように見せかけようとしている」と言われても仕方ありません。その「火」を検察が消そうとするのであれば、週刊朝日の記事が指摘するとおり、マッチポンプです。


ツイッターで、ジャーナリスト・有田芳生さんが検察を批判されていることに対して、2ちゃんねる有田さんが誹謗中傷されていますが、カルトのような反応は情けない限りです。
https://twitter.com/aritayoshifu


以下、関連WebページのURLです。
http://www.asahi.com/special/ozawa_sikin/TKY201001160259.html
http://d.hatena.ne.jp/butch1960/20100118/1263796783
http://d.hatena.ne.jp/butch1960/20100114/1263447063