血液型性格判断(9)


今年2月及び本日、日本での「血液型性格判断ブーム」に関する米国での報道及びインターネット上での反応を取り上げた記事がありました。

 米大手通信社のAP通信が今月に報じた日本の「血液型性格診断」ブームに関する記事が多くの米国人に読まれ、反響を呼んでいる。その記事は「日本では、人は血液型によって決まる」と題したもので、2008年の年間ベストセラー10冊に文芸社の「血液型自分の説明書」シリーズ4冊がランクインしたことや、日本では雑談などで「あなたは何型?」などと血液型の話がよく話題になる事実を伝えている。

 また日本の幼稚園や保育園において血液型によって園児がクラス分けをされたり、北京オリンピックで金メダルを獲得した日本女子ソフトボールチームがトレーニングメニューを組む際に、各プレーヤーの血液型をひとつの情報として考慮していたこともエピソードとして挙げ、科学的に証明されていないのにもかかわらず、血液型を重要視する考えが国民の間で広く浸透していると紹介している。

 血液型の話題になじみのない米国では、「血液型性格診断」や「血液型占い」が日本で浸透している事実が、興味深く受け止められたようで、AP通信の記事に対し、掲示板などでユーザーから多くのコメントが寄せられている。

 寄せられたコメントには「たった4種類に人間の性格が分けられるはずがない」や「日本人はなぜ血液型に固執するの?」などと、血液型による性格診断や占いに対しその信憑性を疑問視する内容が目立った。また「3ヵ月ほど日本にいた時に少なくとも5回以上、血液型をたずねられて驚いた」という意見もあった。

http://moneyzine.jp/article/detail/129140/

  日本人にとって血液型B、O、A、ABは、科学的、医学的な意味以外に重要な社会的意味があるものであって、性格や運勢まで分かってしまう、信用してしまう、ということに対し、ユーザーjoexは、「まじめに言ってるの?」とばっさり。

  日本の事情に詳しいryuuguuは「残念なことに、まじめです。日本の出版物では、占いは科学的かそうでないか見分けることはできない」と指摘。

  SmartaK8は「日本では最先端のロボットを製作しているのに、ものすごいギャップだね」と疑問を投げかける。InfinitySnatchは、「日本人は、実はドラキュラだったりして」とジョークを言い、spacerobotは「日本では輸血を受けられないね」と受ける。

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0524&f=national_0524_007.shtml


「日本では、人は血液型によって決まる」
「3ヵ月ほど日本にいた時に少なくとも5回以上、血液型をたずねられて驚いた」
「まじめに言ってるの?」
「日本では最先端のロボットを製作しているのに、ものすごいギャップだね」
「日本では輸血を受けられないね」

眼が曇っていなければ、こう考えるのが当たり前でしょう。


自分が信じるのは勝手でも、「血液型性格判断は、外国人にとっては『迷信』『非常識』でしかない」ということは念頭に置いておくべきです。


先月は、このような記事もありました。
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/090414/trd0904141701009-n1.htm


「血液型と性格は関係ないと思う」と回答した人が最も多かったのはAB型だったそうです。
日本では最も比率の低い(約1割)血液型が、最も「ブラハラ」の被害に遭っているということでしょうか。