参議院選挙を振り返って(2)
昨日、ジャーナリスト・有田芳生さんの選挙に関わった人々が集まって、食事会・飲み会が行なわれました。
有田さんは、肩の痛みが治っていないと仰っていましたが、お元気そうでした。
有田さんからは、今後も国会議員を目指すことがはっきりと語られました。
そして、何人かの方が挨拶されたのですが、その中で、有田さんの奥さんのご発言を紹介しておきます。
「立候補に関して、すぐに賛成したわけではなく、初めは『ちょっと待って』と言いました」
「でも、このようなことになることは全く予想外だったわけではなく、『ひょっとしたらあるかもしれない』と思っていました」
「有田は、国民のため、いえ、『人のため』になる仕事をする人間だと思っています」
心に響く言葉でした。
他の方からも、ホロリとさせられるような挨拶がありました。
私は、「有田さんの当選を見届けるまで、何らかの形で関わり続けないと」と改めて思いました。
参加された方の全員がそうだったのではないでしょうか。
良い会でした。今後も時々集まれると嬉しいのですが…
プライバシーの問題があるので、これまで控えてきましたが、有田さんのご家族について少しだけ述べておきます。
高額な出演料を得られるであろうTVの仕事を12年間続けて来られた有田さんですが、有田さん及び有田さんのご家族が質素な生活をされていることは、服装など、随所で感じられました。
都内の、「普通の住宅地」のマンションにお住まいのようです。
有田さんは著名人ですが、「自分たちは特別」というのが全く感じられないのです。
昨日、会が始まる前に有田さんが入っていた別のお店の入口には、「料理半額の日」と貼り紙がありました。
どちらのお店も、「昔から営業されている普通のお店」です。
国会議員の一部を「庶民感覚がない」と批判されることもある有田さんですが、ご自分が庶民感覚を大切にされているからこそなのでしょう。
有田さんがインターネット上の日記の内容を自費出版されたとき、注文者の自宅に有田さんが直接発送するという方法を採られたのですが、その際、有田さんのご住所を記載した封筒で送られてきたのには驚きました。
「購入者の住所を教えられたのだから、自分の住所も明かす」ということでしょう。
「著名人であるだけでなく、敵の多い方なのだから、そこまでしなくても」という感想でしたが、でも「凄い方だ」と思いました。
私にはとても真似のできない覚悟をお持ちなのでしょう。
私が10年以上前に関わった民主党の選挙では、神奈川県の地方政党の協力があったので、人手不足の心配はほとんどありませんでした。
カンパも結構集まっていたようです。
しかし、有田さんの選挙活動は、有田さんのご家族及び有田さんと交流のある人々を中心としたもので、慢性的な人手不足状態でした。
もちろん資金的にも苦しい状況で、TVコマーシャルを流すことなどほとんど出来ず、事務所は古くて狭い場所でした。
新党日本が、これほどまで小規模な組織、否「ほとんど組織化されていない組織」だとは、今夏の選挙に関わるまで全く知りませんでした。
そのような政党から立候補するのは大変な勇気が要るはずです。
「寄らば大樹、という発想はない」と仰っていた有田さんのお言葉には偽りがなかったのだと確信できました。
インターネットで「有田芳生」を検索すると、有田さんを中傷するようなWEBサイトがいくつか見つかりますが、それらがいかにバカバカしいものなのかがよく分かりました。
その中で、特に目につくのが「丸川珠代が参議院選挙に立候補したことを批判しているのに、自分も立候補した」というものです。
有田さんは、「丸川珠代が自民党から立候補したこと」を批判されていたのに…
自民党なら周りが全部お膳立てしてくれて、企業又は宗教などの組織のバックアップが付く「楽な選挙」が可能でしょうが、新党日本では何から何まで候補者自身が動かなければならない過酷な選挙となります。
国会議員になっても、自民党なら「周りの議員又は官僚に言われる通りにやっていれば良い」でしょうが、新党日本ならそうはいきません。
有田さんのご発言の意味を曲解し、しかも「国会議員は皆同じ」と考えるのなら、それはあまりにもお粗末です。
私が子供の頃お世話になっていたカウンセラーは、世のため人のためにと頑張っているのに、批判され、「金儲けしている」と見られることもある方です。
有田さんのお姿は、そのカウンセラーに重なるものがあります。
実は、このブログについて、初めは開設するかどうか迷っていました。
「手間ひまかけて記事を作成しても、どうせ読んでくれる人は少ないだろう」と。
でも、「何もしないよりは、何かしよう!」、「豆鉄砲か水鉄砲くらいの威力でも有田さんを援護射撃しなければ」と思って始めたブログでした。
公示日前日に有田さんのブログで紹介されることは、全く予想外でした。
結果的に、有田さん及び都はるみさんをはじめとする大勢の方に読んでいただくことになり、作った甲斐がありました。
これからも、このブログへの投稿を含め、有田さんを支援していきたいと考えています。