新党日本・有田芳生さんの事務所開き(1)


一昨日(日曜日)、ジャーナリスト・有田芳生さんの事務所開きに参加してきました。

有田さんは「新党日本」の副代表として来月の参議院選挙に比例区(以前の「全国区」)から立候補されるのですが、その為の事務所です。

でも、もともと私は「支持政党無し」で、もちろん新党日本を支持していたわけではありません。

前回の総選挙で、郵政民営化に反対する議員が自民党を追い出され、田中康夫氏を担いで立ち上げた「急場しのぎの党」という印象でした。

私は郵政民営化に批判的でしたが、「新党日本」という党名は、「細川元総理大臣の『日本新党』をひっくり返したようなもので、奇妙なだけで何も新鮮さは感じない」「そもそも『日本』は国の名称で、政党の名称ではない」「まるでナショナリストの党みたいだ」「最低のネーミングだ」などと思っていました(笑)

しかし、新党日本の提唱する政策は私も賛成できるものばかりでしたし、「有田さんが立候補されるのなら、自分も関わりたい」と思うようになったのです。


私が最初に「有田芳生さん」というお名前を知ったのは、高校生のときでした。

当時、私は宗教の問題に悩んでいました

現在は宗教に対して非常に批判的なのですが、高校時代は「霊魂」などの宗教的な観念に傾倒していました。

統一教会の信者に怖い思いをさせられたこともあって、図書館で統一教会に関する本を探していたら見付けたのが有田さんの著書だったのです。

その後、桜田淳子らが参加した統一教会の「合同結婚式」騒動及びオウム事件報道を経て、有田さんはTVでも有名になられました。

社会人になって数年後、自宅用のパソコンを購入してインターネットを始めてすぐに、有田さんのWEBサイトを拝見しました。

それからずっと有田さんの日記を拝読していますが、いつも考えさせられます。私にとって大きな学びになっています。

有田さん主催のいわゆる「オフ会」で何度か実際にお会いして、TVとは多少印象が違うのですが、日記での有田さんの言葉には偽りは無いのだろうと感じています。

穏やかで優しく誠実なお人柄ばかりでなく、カリスマ性が無く、良い意味で「普通のオジサン」であることも長所だと思っています(笑)

「カリスマ」と言われる人物は、精神的におかしいことが少なくないようですので…


また、私は、10年以上前の衆議院選挙で民主党の手伝いをしたことがあります。

その頃も民主党を支持していたわけではなく、候補者と個人的なつながりがあって、候補者個人を支持しての行動でした。

ですが、仕事をしながらボランティア活動を続けることが出来ず、途中で抜けてしまいました。

私にとって負い目であり、ほろ苦い思い出です。

そのときの候補者も、今回の新党日本と同様、「おまかせ民主主義」を否定し、「皆で行動する民主主義」を掲げていました。

「政治は、議員がやること。自分たち一般人は何もしなくていい」という態度では、社会は変わらないということです。

付け加えれば、「お前たち議員は税金で食べているんだから、お前たちだけで全て上手くやれ」という発想で、何かあったときはむやみやたらに議員を非難するという態度では、「志のある人又は能力の高い人が議員になろうとしない」「議員の質が、ますます落ちる」「さらに社会状況が悪化し、未来に希望が持てなくなる」ということになると思うのです。


有田さんの立候補表明は、私の忘れかけていた理想に火を付けるものでした。

オフ会でも先日の事務所開きでも感じたことですが、有田さんの周囲の人々も信頼できそうな方が多く、「類は友を呼ぶ」という点でも「有田さんを支持しても大丈夫なのだろう」と考えています。

「口では良いことを言っていても…」という心配は無用なのだろうということです。


現状では、組織の規模の小さい新党日本は、厳しい選挙戦を強いられそうです。

相当な人手不足の可能性があり、チラシを用意するのも一苦労かもしれません。

公示日以降は、一枚一枚にラベルを貼ったものしか配れないようですので。


楽に当選できそうな大政党ではなく、新党日本からの立候補なのは、有田さんらしい選択なのかもしれません。

当選しなかった場合には、これまでのような仕事が来なくなる恐れもあり、大きな賭けだと言えるでしょう。

ですが、選挙結果によっては、新党日本が国会のキャスティングボート(決裁権、決裁投票権)を握る可能性もあり、政策が想像以上に実現できるかもしれないという期待も持っています。


「私も微力ながら…」という思いですが、謙遜ではなく本当に微力なので(笑)、この私のWEBサイトでもボランティアの方を募集したいと思います。

有田さんのブログ及び新党日本のWEBサイトをご覧になって共感された方は、ぜひご参加ください。