「PK戦を制して、女子日本代表がワールドカップ初優勝」でも、PK戦を廃止して!


サッカー女子ワールドカップでの日本代表優勝。大したものだと思いつつ、東日本大震災後の「復興ナショナリズム」に「サッカーナショナリズム」が合流することが気になります。サッカー日本代表は日本国民の一部でしかなく、日本という国家そのものでもありません。
http://d.hatena.ne.jp/psw_yokohama/20080808/p1


勝戦は両チーム同点で、PK戦を制して日本代表が優勝チームになったのですが、この結果は敗者には受け入れがたいものでしょう。男子ワールドカップアメリカ大会で敗れたイタリア代表監督の「我々は試合に敗れたのではなく、PK戦に敗れたのだ」とのコメントが、記憶に残っています。


PK戦を廃止して、FK、CK、または枠に当たったシュートの数で勝敗を決めれば、両チーム同点でも「優勢だったチーム」を評価することになるのではないでしょうか。チームの実力差が試合結果に反映されにくい競技だからこそ、「じゃんけん」のようなPK戦というシステムまで持ち込むことはないでしょう。


サッカー南米選手権コパアメリカ)では、アルゼンチンに続いてブラジルまでPK戦で敗退してしまいました。両者の決勝戦を期待していたのですが。もう見る気になれません。
http://mainichi.jp/enta/sports/soccer/news/20110718k0000e050008000c.html