日本の人口の変化


無罪が確定した厚生労働省元局長・村木厚子氏が、内閣府政策統括官(共生社会政策担当)に就任するとの報道がありました。今日にも正式発表されるようですが、村木氏の専門性が活かされるということでしょうか。
http://www.asahi.com/national/update/0923/TKY201009220637.html


内閣府政策統括官(共生社会政策担当)のWebサイトには、「有史以来の日本の人口の変化」のグラフ等(有史以前のデータを含む)が掲載されています。
http://www8.cao.go.jp/souki/index.html
http://www8.cao.go.jp/shoushi/whitepaper/w-2004/html-h/html/g1110030.html
http://www8.cao.go.jp/shoushi/whitepaper/w-2004/html-h/html/g1110040.html


そのデータの出典である「人口から読む日本の歴史」の著者・鬼頭宏氏(上智大学教授)は、昨年4月にNHK爆笑問題のニッポンの教養」に出演していました。「歴史人口学」の話は興味深いものでした。
http://www.nhk.or.jp/bakumon/previous/20090407.html
http://www.amazon.co.jp/gp/product/product-description/4569692044/ref=dp_proddesc_0?ie=UTF8&n=465392&s=books


「人口減少と高齢化の時代に対応した生き方」とは、参議院議員・有田芳生さんが重視されている政治課題でもあります。
鬼頭氏の「我々は過去とは全く異なったライフスタイルを創造すべきである」と同様の発言は、有田さんもされています。
http://arita.tanigawa.info/


番組での鬼頭氏の発言等の記録は、以下のとおりです。


(1)日本の人口


縄文時代晩期、約2,900年前:8万人
弥生時代、約2,000年前:60万人
奈良時代、(725年):400(〜600)万人
(800年:500万人)
(1,150年:約700万人?)
(1,280年:約600万人?)
当時の寿命は40歳未満なので、多数の渡来人により急増したと考えられる


日本の人口は、4回の増減を繰り返してきた
縄文時代、26万人(約4,500年前?)をピークに減少した
(約8,000年前、2、3万人?)
弥生時代以降増加し、平安時代は700万人で停滞
江戸時代中期:3,000万人で頭打ち
明治以降急増し1億2,000万人を突破したが、2005年以降減少に転じている
人口が減退する時期は、次の時代を作る準備が行なわれている


(2)日本人の平均寿命


縄文時代は15、6歳
江戸時代は40歳弱
大正時代の末期でも40歳強
1950年でも約60歳(戦争の影響は除く)
現在、男性が80歳弱、女性が80代後半