ジャーナリスト・米本和広氏の変節


私は、高校以降、フリーランスジャーナリスト米本和広氏の著書および雑誌でのルポルタージュをいくつも読んできました。
特に、「カルトの子―心を盗まれた家族」「大川隆法の霊言―神理百問百答」については、良い仕事をされていると思っていました。
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%88%E3%81%AE%E5%AD%90%E2%80%95%E5%BF%83%E3%82%92%E7%9B%97%E3%81%BE%E3%82%8C%E3%81%9F%E5%AE%B6%E6%97%8F-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%87%E5%BA%AB-%E7%B1%B3%E6%9C%AC-%E5%92%8C%E5%BA%83/dp/4167656930/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1268665635&sr=1-1
http://www.amazon.co.jp/%E5%A4%A7%E5%B7%9D%E9%9A%86%E6%B3%95%E3%81%AE%E9%9C%8A%E8%A8%80%E2%80%95%E7%A5%9E%E7%90%86%E7%99%BE%E5%95%8F%E7%99%BE%E7%AD%94-%E7%B1%B3%E6%9C%AC-%E5%92%8C%E5%BA%83/dp/4796602569/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1268665657&sr=1-1


その米本氏が、一昨年「我らの不快な隣人―統一教会から「救出」されたある女性信者の悲劇」を著したことを知り、本の紹介を見て驚きました。それまでとは一変し、カルトである世界基督教統一神霊協会統一教会)を擁護する内容になっていたからです。
http://www.amazon.co.jp/%E6%88%91%E3%82%89%E3%81%AE%E4%B8%8D%E5%BF%AB%E3%81%AA%E9%9A%A3%E4%BA%BA%E2%80%95%E7%B5%B1%E4%B8%80%E6%95%99%E4%BC%9A%E3%81%8B%E3%82%89%E3%80%8C%E6%95%91%E5%87%BA%E3%80%8D%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%81%82%E3%82%8B%E5%A5%B3%E6%80%A7%E4%BF%A1%E8%80%85%E3%81%AE%E6%82%B2%E5%8A%87-%E7%B1%B3%E6%9C%AC-%E5%92%8C%E5%BA%83/dp/4795847622/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1268666110&sr=1-1


統一教会信者への「脱会カウンセリング」などを行なっている方々が「信者をPTSDにした」などとする内容で、それが事実なら、とんでもないことです。
しかし調べてみると、そのような主張は、統一教会以外には、ごく一部のフリーランスのジャーナリストしか行なっておらず、警察が捜査しているわけでもないのです。
「反統一教会活動における違法行為」を報じるマスメディアは皆無です。


米本氏のブログを読むと、統一教会の利益のために行動しているようにしか見えませんでした。
「我らの不快な隣人―統一教会から「救出」されたある女性信者の悲劇」の書評のひとつが、恐らく的を射たものでしょう。
http://yonemoto.blog63.fc2.com/
http://www.amazon.co.jp/review/R38MUZDJYGXQU3/ref=cm_cr_pr_cmt?ie=UTF8&ASIN=4795847622&nodeID


近年、書籍および雑誌が売れない状況が続いています。雑誌の休刊(廃刊)も相次いでいます。
フリーランスのライターで「食べていく」のは非常に困難な状況なのでしょう。


生活費に困っているとき、誰かに大金を積まれたら、変節し「スポンサー」の走狗になる人もいるのだろうと考えています。
もちろん、そうだとすれば、ジャーナリストとしては「終わり」なのですが…