「在特会」などによる「韓国・朝鮮人差別」への抗議集会(3)


14日の韓国・朝鮮人差別への抗議集会について、今日も二つのメディアが取り上げています。


東京スポーツ
http://www.tokyo-sports.co.jp/blogwriter-watanabe/5504/


「NEWSポストセブン」での朴順梨氏のコラム

2009年12月に、在特会在日特権を許さない市民の会)を中心とする十数名が京都朝鮮第一初級学校に押しかけ、街宣活動を行った『京都事件』の映像が集会の冒頭で流されると、会場中がしんと静まり返り、彼らの怒号だけが響き渡った。映像を初めて見た私を含め、ほとんどの参加者がやりきれなさから、声も出ない状態に陥っていたことだろう。
 
2007年に設立された在特会の活動は、この事件が起きた2009年にはすでに活発化していた。しかし大手メディアが取り上げることはほとんどなく、昨年あたりからニュースサイトなどで、ちらほらとデモの様子が紹介される程度だった。そしてようやく国会議員が腰をあげたことで、今回初めて集会が開催された。
会ではジャーナリストの安田浩一氏や、一水会最高顧問の鈴木邦男氏による基調報告などが行われたが、なかでも印象的だったのは、龍谷大学法科大学院教授の金尚均氏の発表だった。子供を京都朝鮮第一初級学校に通わせていた“当事者”である金氏は、「ユダヤ人は出ていけ」などの中傷発言に民衆扇動罪が適用されるドイツの刑法を例にあげ、日本でもヘイトスピーチを規制する法を整備できるかについて、熱をこめた口調で語っていた。
 とはいえ正直な話、元在日の私としては法が施行されたとしても「よくやった!」と言えるかは、現時点ではあまり自信がない。
なぜなら法律で取り締まったとしても、デモ参加者や支援者が「特権を持った在日韓国・朝鮮人によって、日本人が虐げられている」「在日韓国・朝鮮人の多くは反日の思想を持っているにもかかわらず、日本に居座り続けている」 と信じる限り、根本的には解決しないからだ。それに「在日が日本の法にまで介入した」という言説が生まれ、ますます怨嗟がつのる可能性だってある。
 しかし特定の相手に対し「死ね」「殺せ」とヘイトスピーチを繰り返す集団を、街中で見たくはない。私が元在日だからということ以上に、どう考えてもおかしな事態だと思うからだ。

http://www.news-postseven.com/archives/20130323_178517.html


「京都事件」の動画。
http://www.youtube.com/watch?v=7u3Nr8xyfkk


20日には、「民団新聞」「統一日報」でも紹介されました。
http://www.mindan.org/shinbun/news_bk_view.php?page=1&subpage=4774&corner=2
http://news.onekoreanews.net/detail.php?number=72720&thread=01r04


昨日は、抗議集会の呼び掛け議員である参議院議員・有田芳生さんが、ブログで「私が人種差別主義者・排外主義者を容認しない理由」を公表されました。
http://saeaki.blog.ocn.ne.jp/arita/2013/03/post_2af7.html


反対運動関連ツイートのまとめ。
http://togetter.com/li/472229