小沢一郎氏「強制起訴」で大騒ぎする馬鹿馬鹿しさ


今日、元民主党代表・小沢一郎氏が「強制起訴」されましたが、それを主要ニュースとして報じること自体に私はマスメディアの意図を感じます。


必死になって有罪にしようとした検察が2回も不起訴にした小沢氏が起訴される理由は、「検察審査会が2回『起訴相当』の議決を行なったら起訴されるルールになっていること」しかないので、小沢氏が起訴されても無罪判決となることは確実です。
しかし、記者クラブのマスメディアとしては、これまで小沢氏を必死になって叩いてきたので、いまさら主要ニュースとしないわけにはいかないのでしょう。


インターネットでの記者会見で、小沢氏は「記者クラブの新聞およびテレビに記者会見しても意味がない」と発言しています。彼らの主張が初めから決まっていて、小沢氏の発言の一部のみを「自分たちに都合の良い形で」取り上げるからです。
http://live.nicovideo.jp/watch/lv38581875
(記者会見の録画。38分から始まります)


記者クラブメディアが、小沢氏の元秘書らの逮捕理由および小沢氏の起訴理由などを詳しく述べないまま「事情聴取された」「逮捕された」「起訴された」などと大々的に報じることで、「小沢氏は役職を辞任せよ」「小沢氏は離党せよ」「小沢氏は議員辞職せよ」とする世論が形成されました。


記者クラブ関係者は、国民の1%にも満たない人口でしょう。1%未満の人々が様々な情報を独占し、残り99%超を操ることは、彼らの経済的・政治的利益に結び付いていたのですが、小沢氏は参加者を記者クラブメディアに限定しない記者会見を行なってきました。既得権を奪おうとする小沢氏およびインターネット報道に対して記者クラブメディアが敵意をむき出しにしているのです。
http://www.the-journal.jp/contents/futami/2011/01/post_33.html


小沢氏および小沢氏に近い議員は、検事総長国会同意人事にするなどの検察改革を提唱していました。また、小沢氏を叩くことが自分の利益になると考える国会議員は、野党ばかりでなく、民主党内にもいるようです。
彼らが結託して、共通の敵である小沢氏を袋叩きにして政界から排除しようとしているのが現状なのでしょう。


小沢グループではない参議院議員・有田芳生さんも、この「強制起訴」関連の動きを批判されています。
http://saeaki.blog.ocn.ne.jp/arita/2011/01/post_27d0.html