検察不祥事を忘れたかのような小沢報道は異常!


参議院議員・森ゆうこ氏のツイッターより。
http://twitter.com/moriyukogiin/status/26168251684
http://twitter.com/moriyukogiin/status/26168393141
やっぱり、森さんの言ってた通りだね、と私を信じて支えてきてくれた支持者の人たちから。でもこの一年半、「検察を批判するきちがい」「妄信的な小沢信者」とさえ言われてきた。


大阪地検検事・前田恒彦の逮捕を受けてのコメントです。
民主党元代表小沢一郎氏および小沢氏の秘書らへの検察の不当な捜査を批判したことで、ここまでひどい罵詈雑言を浴びせられるとは驚きです。


今年4月、検察を批判する元検事・郷原信郎氏は、以下のように語ったとのことです。

小沢氏を不起訴にした段階で、なぜ不起訴にしたのかということをしっかり説明していれば、それが報道されて、起訴できないことの正しい理由が分かっていたはずです。ところが、検察は、それまでの捜査を正当化するために、負け惜しみ的な説明をした。どっちに転ぶか分からないぐらい微妙な判断で、ぎりぎり不起訴になったんだというような説明をしました。私に言わせれば、現職の国会議員の石川氏の逮捕・起訴に重大な問題があるのであって、小沢氏の方は箸にも棒にもかからないです。そこをはっきり言わないから、結局、検審の審査員にも誤った認識を与えてしまう。なぜ言えないかというと、それは捜査が最初から無茶苦茶だからです。起訴を目指して捜査すること自体が暴走なのに、それをそうだったとは言えないので、世の中に誤解を与える。それが今回のように検察のところに戻ってくるわけです。

ずっと時計の針を戻していくと、西松建設のところまで戻るわけです。そもそもあそこであんな事件に手を付けたから、後に引けなくなってどんどん暴走に次ぐ暴走を重ねていったということも全部反省しなくちゃいけなくなるから、処分の段階で誤った説明をせざるを得ない。結局は、元を正せば西松建設事件で大久保秘書を逮捕したところにすべての原因があるわけです。

http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/2010/04/post_558.html


小沢氏秘書の大久保氏を取り調べたのが、逮捕された前田だったのです。
村木厚子氏の冤罪と同様、検察が民主党実力者の犯罪を勝手に疑って、無理やりの逮捕を目論んでいたことが強く疑われるのですが、今日のニュースも、小沢氏が「離党も議員辞職もしない」と発言したことばかりを取り上げ、検察の問題を指摘する論調は全く見られませんでした。


社民党保坂展人氏のブログより。

不思議な話だ。昨日の昼まで「検察組織の危機」「証拠改竄・調書捏造」が大々的に議論されていて、「陸山会事件」の取り調べをした前田検事は、小沢前幹事長の「陸山会事件」で大久保元秘書の取り調べにあたり供述調書を作成している。郵便不正事件同様に「検察のストーリー」を描こうとしていた捜査中につくられた「供述調書の信用性」が根底から揺らいでいる時に、「供述調書」をもとにして「怪しいから起訴すべきだ」という結論が出る。本来なら、正当で歪曲のない証拠に従って、検察審査会でも、ただちに再検証されてしかるべきだろう。

9月14日に検察審査会が二度目の「起訴相当」の議決をした。その後、9月21日の朝日新聞が前田検事の「証拠改竄」事件がスクープされ同日逮捕。さらに10月1日には大阪地検前特捜部長・副部長が逮捕されている。「特捜部捜査の信頼瓦解」がこの2週間、嵐となって吹き荒れたのだ。そんなことは、まるでなかったことであるかのように、「怪しいものは裁判でシロ・クロつけるのが市民感覚」などという無責任なコメントをテレビは垂れ流している。

http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/54614101b0607380a6dd0692cf773a04


小沢氏の元秘書(現衆議院議員)の石川知裕氏が裁判で負担する費用は、数千万円との予想もあります。小沢氏および石川氏の無罪が確定しても、検察は何らの責任もとらないのでしょう。もちろん、「マスゴミ」政治部の人々も。
http://www.tokachi-ishikawa.com/


小沢氏に全く問題がないとは思いませんが、「少しでもグレーならクロだ」と言わんばかりの報道は異常です。それに同調する議員が民主党内にも存在することは、情けない限りです。


参議院議員・有田芳生さんのブログも必読です。
http://saeaki.blog.ocn.ne.jp/arita/2010/10/post_7931.html