「ミヤネ屋」での「地下鉄サリン事件から15年」特集


地下鉄サリン事件から今日で満15年になることから、昨日の読売テレビ系「ミヤネ屋」で特集が組まれ、ジャーナリスト・有田芳生さんが久々にテレビ出演し、コメントされました。コメントの要旨(一部)を、以下ご紹介しておきます。


オウム真理教には「真理のためであれば」嘘を正当化する教義があるため、元幹部・上祐史浩の言うことは全く信じられない。
上祐は、サリン製造計画に関わっていることが裁判で明らかになっている。それなのに、自分が行なっていたことなどについて何も語らず、現在も宗教団体としての活動を続けている。
麻原彰晃松本智津夫)は、死刑確定以降は誰とも面会していないので、「生きているのか死んでいるのかも分からない」と言っている人もいる。
地下鉄サリン事件を起こした破壊的カルトであるオウム真理教は、解散させなければならない。
上祐の団体は、素性を明かさず「ヨガ教室」などと称して勧誘している。


地下鉄サリン事件では、13名もの方が亡くなったことは重大ですが、命は助かっても現在も多くの方が後遺症などにより苦しんでいることを忘れてはなりません。そのことは「ミヤネ屋」以外でも報じられています。
http://www.mxtv.co.jp/mxnews/news/201003188.html


弁護士・滝本太郎さんは、「『いま教団に残っているのは良い人で、悪い人は全員捕まった』などと考える人もいるが、冗談じゃない。(教祖からの)指示があれば、また(犯罪を)やってしまう」と仰っていました。オウム真理教信者は、犯行への関与の有無にかかわらず、似たような心理状態にあることを指摘されたのでしょう。指名手配されていても逮捕されていない信者も、いまだにいます。